2012年6月9日土曜日

「蒼井そら」:文化交流の本質とはなんなのか

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 蒼井そらというのは美人系ではない
 かわいこ系だろう。
 韓国とか中国とかは美人系が主流だと思うのだが。
 だからこそ、この日本の蒼井そらがモテるのかもしれない。


サーチナニュース 配信日時:2012年6月8日 23時33分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61929&type=0



フォロワー数が1200万突破!人気の蒼井そら、旅先に大量のファン殺到―四川省

 2012年6月7日、人気セクシータレントの蒼井そらがこのほど四川省成都市に現れ、多くのファンを惹きつけた。
 新民網が伝えた。

 中国版ツイッターと呼ばれるミニブログ「新浪微博」のフォロワーも1200万人を突破し、中国で絶大な人気を集める蒼井。
 このほど、プライベートで四川省成都市を訪れたが、情報はすぐにネット上を駈け巡り、彼女の行くところすべてに大量のファンが殺到。
 レストランや観光地、どこへ行っても黒山の人だかりができたが、蒼井そらも笑顔で手を振りファンの歓声に応えていた。



 中国メディアのインタビューによると、今回の旅はおいしい四川名物を食べるのが目的。
 本当はパンダが見たかったが、滞在時間はわずか1日だけで、時間がないという。

 訪れた日本料理店では、ミニブログでよく見せる書道の腕を披露し、大サービスしている。


 今年5月にネット上で公開された主演ショートフィルム「第二夢」が大好評で、すぐに第2弾の製作がスタートした。
 タイトルは「let me go」で、作品はすでに完成しており、来月にも日中韓で配信される予定だ。




ニュースウイーク 2012年05月30日(水)13時46分
http://www.newsweekjapan.jp/column/furumai/2012/05/post-506.php

文化交流の本質とはなんなのか:ふるまいよしこ

 中国人たちは昨今、日本と言えば何を思うだろうかと、日本のある交流団体の人と話をしていた時に、蒼井そらさんの話が出た。
 ご存じの方も多いだろうが、蒼井そらさんはアダルトビデオの女優さんだが、2年ほど前にツイッターにアカウントを開いたとき、偶然に中国人ツイーターに発見され、それが口伝で広まって中国人フォロワーを増やした。
 彼女がすごかったのは話しかけられた中国語を翻訳ソフトを使って解読し、またそれを使って中国語で返事をしたことだ。

 アダルトビデオはもちろん中国では正式に輸入されていないが、海賊版が出回っている。
 最初はその女優さんと直接言葉を交わせるという驚きと喜びから、そして彼女が「フツーの女の子」っぽい可愛らしい女性であることが話題になってますます注目され、今やツイッターでは(中国人以外を含めて)33万5千人、そしてその後中国国産マイクロブログ「新浪微博」に「蒼井空」の名前で開いたアカウントにはなんと1100万人を超えるフォロワーがいる。

 現在はアダルトビデオからの転身を図っている(?)活動も始めた彼女だが、その注目のされ具合から彼女に目をつける日中交流関係者もいるが、「アダルトビデオ出身」をはっきりと「ネックだ」という人もこれまた多い。
 だが、だからこそ彼女が乗り越えられた(これまで誰も越えられなかった)垣根、そしてそのパワー、さらには性的な話題にはまだまだカベが高い中国でなぜここまで受け入れられるのか、をきちんと読み解けば、中国人が彼女に見出した魅力がはっきりとわかるはずだ。

 たとえば、面白いことに四大ポータルサイトの網易ネットや騰訊ネットの「女性向けページ」や中国では女性誌「コスモポリタン」(中国語版)に彼女のインタビューが掲載されている。
 さらにネット掲示板には
 「なんで女性が蒼井そらを好きなのか?」
というスレッドまで立っている。
 日本人が「彼女はアダルトビデオ出身だから...」などと言うが、明らかに中国の女性たちの間で彼女の「魅力」が注目されているのである。

 そのコメントをピックアップしてみると、まず2010年に起こった、中国の青海省玉樹地震の被災者のために募金を呼び掛けたことが話題になり、初めて彼女を知ったと多くの人が言う。

 「心優しい」「思いやりがある」「善良な心を持った人」「出身なんて関係ない、あの募金の呼びかけに感動した。
 彼女はとてもいい人」という声から、
 「作品は見たことないけれどとても可愛らしいし、ピュアな人」
 「正直だし、少なくともウソで固めた中国人女優よりずっといい。
 自分の仕事を偽らないし、きちんと受け入れているのも好感が持てる」
 「自分の仕事に誇りを持っている。その態度に感動した」...
 もちろん彼女を揶揄するコメントもある。
 しかし、そんな中でも「空空」(コンコン)とか「空姐」(コンジエ、もともとはスチュワーデスの意味)、「蒼姐」と言った愛称で彼女を呼び、大事に思っている人たちの声があちこちにあふれている。

 「彼女はアダルトビデオの世界から芸能界入りしたかもしれない。
 でも日本人にとって彼女は普通のタレントの一人。
 彼女を仕事のことでばかにしたりすることなく、尊重している。
 それは彼女個人の選択だから。
 これこそが我々が求め続けている平等ではないのかしら。
 わたしは普通の視点で彼女を見守っている。
 同じ視点で鏡に映る自分を見つめている。
 一人一人には選択の権利がある。
 法律が許す範囲において職業の貴賤などないし、人々はみな平等。
 そういうことじゃない?」

 これは蒼井さんについて知り合いの日本人と意見交換したという中国人女性のブログにあった言葉だ。

 これを見て思うのだ。
 文化交流とは「モノを売ること」ではない。
 日本社会が持つ価値観。文化交流の目的とはアニメを売ることよりもなによりもそんな価値観の交流を目指すことではないのか。
 「家電や車を売る時代」から「ソフトを売る時代」への転換にあって、そういう意味で蒼井さんの存在がこんな日本人社会の姿を中国の人に知らしめていることを考えれば、日本の文化交流のプロたちは日本社会が中国人が求める「何」を持っているのか、そしてそれによっていかに中国人を感動させることができるのかをもっともっと見直して伝えていくべきではないだろうか。




サーチナニュース 配信日時:2012年8月5日 5時6分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63499&type=0





大人気の蒼井そら、最新曲が国営ラジオにも!
主演フィルムも公開目前―中国

 2012年8月3日、人気タレントの蒼井そらが、最新ショートフィルム「let me go」の同名テーマソングを発表した。
 網易娯楽網が伝えた。

 今年5月、ネット上で公開された主演ショートフィルム「第二夢」が大好評だった蒼井そら。
 第2弾となる「let me go」の公開に先立ち、彼女自身が歌っている同名テーマソングがネット上で解禁された。
 「第二夢」は1940年代の上海を舞台にした幻想的な味わいの作品だったが、「let me go」はイメージを一新。
 アジアのダンス女王を目指す女性を演じ、パワフルなダンスシーンも蒼井が体当たりで演じている。

 中国で絶大な人気を誇る蒼井だが、ショートフィルムで演じた頑張る女性の姿が、実際に中国で奮闘する彼女のイメージとぴったりマッチする。
 中国版ツイッターと呼ばれるミニブログ「新浪微博」のフォロワー数も間もなく1300万人に届く勢いで、他の海外スターを完全に圧倒している。
 なお、彼女の歌う「let me go」は、国営ラジオの中央人民広播電台でも放送が決まっている。


 



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