2012年6月28日木曜日

サムスン『GALAXY Tab 10.1』:アメリカでの販売差し止め

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● Photo:Rocketnews24.



ロケットニュース 2012年6月27日
http://rocketnews24.com/2012/06/27/224904/

【米国】サムスンの『GALAXY Tab 10.1』販売に仮差し止め判決
 「GALAXY TabにはiPadの模倣が認められる」

 6月28日は韓国サムスン電子のスマートフォン「GALAXY S3」の発売日だ。
 海外ではすでに発売されている国もあり、需要に供給が追いつかないほどの人気を博していると伝えられている。

 GALAXYシリーズはアップル社のiPhoneやiPadと並びスマホ・タブレット市場を二分する人気機種として知られている。
 だが、同時に両社の間では特許をめぐる争いが絶えないこともよく知られているのではないだろうか。

 そんななか、アメリカ司法がひとつの判断を下した。
 サムスンのタブレット「GALAXY Tab 10.1」はアップルの特許を侵害しているとして米国内での販売を差し止めるというのである。

 アップルはかねてよりサムスン電子はスマホ・タブレット分野において自社の特許を侵害していると主張している。
 アメリカでの裁判では一度はその主張は退けられたものの、先日再審議が行われ、GALAXY Tab 10.1の販売差し止めの判決が出たそうだ。
 アップルにとってはまさに逆転判決だ。

 アメリカは同社にとって主要マーケットのひとつだ。
 そこでの勝利はアップルにとって大変重要な意味を持つ。
 この判決は世界中で起こされているスマホやタブレットの特許をめぐる訴訟や出だし好調な「GALAXY S3」の販売に影響するのではないかと注目されている。

 ちなみに、ヨーロッパの一部では2011年の時点でアップルの主張が認められており、GALAXY Tab 10.1は販売は停止している国もあるそうだ。

 なお、アメリカでの判決について、アップルの広報は
 「サムスンの模倣行為は間違いである」
とコメントを発表、今後もその主張を貫く姿勢だ。
 サムスン側はコメントを発表していないとのことである。

参照元:ET Today(中国語)




朝鮮日報 記事入力 : 2012/06/28 08:06
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/06/28/2012062800473.html

ギャラクシータブ10.1、米国で販売差し止め


●ギャラクシータブ10.1

 米国カリフォルニア州北部連邦地裁は27日、サムスン電子のタブレット端末「ギャラクシータブ10.1」の米国での販売差し止めを求めた米アップルの仮処分申請を認める決定を下した。
 今回の判決は、連邦控訴裁で今月5日、審理を一審の同地裁に差し戻す判決が出ていたため、事前に予想されていたものだった。
 連邦控訴裁は、アップルによる仮処分申請のうち、ギャラクシータブ10.1については、デザイン特許を侵害している可能性があるとして、一審に審理を差し戻していた。

 今回の決定を受け、サムスン電子は米国で既に出荷している分を除き、ギャラクシータブ10.1の販売ができなくなる。
 販売差し止めは、アップルが裁判所に260万ドル(約2億1000万円)の供託金を預託した時点で発効する。

 これについて、サムスン電子は、販売差し止めの対象製品が昨年夏発売の旧型機種である上、米国市場でのシェアは小さいとして、販売禁止による被害は小さいとの見方を示した。
 米国のタブレット端末市場では、アップルのiPadが70%のシェアを占め、サムスン製品のシェアは、4機種合計でも6-7%にすぎない。

 しかし、サムスン電子とアップルによる特許侵害の有無を争う本訴訟が7月30日に始まるだけに、今回の決定はサムスンにとって心理的な負担となる見通しだ。
 現在両社は、米国で販売差し止めの仮処分申請、特許侵害の有無を争う本訴訟、米国際貿易委員会(ITC)への提訴など三つのルートで互いに圧力をかける神経戦を展開している。


 アップルはサムスンを叩き潰す気でいる。
 サムスンの行動は、周囲からみるとまったく理解できない。
 サムスンはアップルあってのサムスンだ。
 いいかえればサムスンはアップルに寄生することで、販売のぶっとい柱であるスマホやタブレットを生産している。
 その宿主を喧嘩してどうする。
 「驕り」にしか見えない。
 崖っぷちの捨て身なのかもしれない。
 いまのところ、サムスンの未来はないといってもいい。
 その場その時の売上に目が眩んで強欲になって、明日へのことを考えられなくなっている、そんな状態に陥ってしまっている。



朝鮮日報 記事入力 : 2012/07/03 09:06
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/03/2012070300607.html

10大企業の上半期業績、サムスン・現代自以外低迷か

 証券情報サイト「FNガイド」の集計によると、韓国の10大企業グループの今年上半期の業績は、サムスンと現代自動車が好調だった以外は、低迷する見通しだ。

 サムスンの主な系列企業11社による上半期の営業利益は、前年同期比65.2%増の14兆7000億ウォン(約1兆200億円)が見込まれる。
 売上高は22.7%増の133兆ウォン(約9兆2300億円)、純利益は54.1%増の12兆2000億ウォン(約8500億円)となる見通しだ。

 サムスンの好業績は、サムスン電子がアップルを上回り、スマートフォンと従来型携帯電話端末で世界首位の座を固め、半導体部門も好調だったからだ。
 サムスン電子は、第2四半期(4-6月)に売上高が50兆2000億ウォン(約3兆4800億円)に達し、初めて50兆ウォン(約3兆4700億円)を超える見通しだ。

 海外市場が好調の現代自動車グループも業績が改善した。
 主な系列企業7社の上半期の営業利益は14.2%増の9兆9000億ウォン(約6900億円)が見込まれる。
 売上高は10.5%増、純利益は13.1%増との予測だ。
 現代自動車と起亜自動車は、世界的な販売増と為替効果で、第2四半期の売上高はそれぞれ21兆8000億ウォン(約1兆5100億円)、13兆ウォン(約9000億円)と予想され、過去最高だった第1四半期の業績を上回る見通しだ。
 現代自の下半期の営業利益は18%増の9兆9000億ウォンとの予想だ。

 残る企業グループの業績は伸び悩むとみられる。
 LG電子などLGグループの主な系列企業10社による上半期の売上高は2.4%増の73兆3000億ウォン(約5兆800億円)にとどまる見通しだ。
 営業利益は6.8%増の3兆ウォン(約2100億円)、純利益は2.3%減の2兆2000億ウォン(約1500億円)との予測だ。

 SKグループの系列企業8社も上半期の売上高が8%増の127兆ウォン(約8兆8100億円)となるが、営業利益は21.7%減の6兆ウォン(約4200億円)、純利益は35.4%減の2兆7000億ウォン(約1900億円)が見込まれる。
 ロッテグループとGSグループの営業利益はそれぞれ36.8%、34.4%の減少と予想。
 このほか、現代重工業、ポスコ、ハンファも営業利益がそれぞれ35.8%、32.2%、53.5%落ち込む見通しだ。


 サムスンの好調はアップルに依存している。
 アップルあってのサムスンだ。
 そのことをわきまえずに、サムスンはアップルのしっぽを踏んづけている。
 「そこに尻尾があるのが悪いのだ」という論法である。
 サムスンのこういうやりかたでは、この起亜車の未来は暗い。


朝鮮日報 記事入力 : 2012/07/04 08:59
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/07/04/2012070400599.html

特許紛争:ギャラクシーS3にも米国で販売差し止め懸念

 サムスン電子が米アップルとの特許紛争で相次いで敗訴し、先月米国で発売したばかりの最新主力機種「ギャラクシーS3」の販売も差し止められるのではないかという懸念が高まっている。

 ギャラクシーS3は、今年5月末の発売から1カ月余りで全世界で1000万台以上が売れたヒット商品だ。
 米国でも6月末に発売されたが、移動通信キャリア5社が一斉に販売するのは異例のことだ。
 現在も供給が追い付かないほどの人気となっている。
 しかし、最近米国の裁判所で示されている判決、ギャラクシーS3の設計構造からみて、アップルの特許攻勢に押される可能性が高いとみられている。

■特許紛争で連敗中

 サムスン電子は、米国でのアップルとの特許訴訟で連敗を続けている。
 米カリフォルニア州北部連邦地裁は今月2日、タブレット端末「ギャラクシータブ10.1」の販売を差し止める仮処分決定の執行停止を求めたサムスン電子の申し立てを棄却した。

 これに先立ち、同地裁はギャラクシータブ10.1の米国国内での販売を差し止める決定を下していた。
 担当判事は
 「サムスン電子も明らかにしている通り、サムスンは米国でタブレット端末を多数発売しており、今回の販売差し止めによる被害は軽微だ」
との論理を展開したという。

 サムスンの米国での敗訴は、5月以来続いている。
 特に、6月29日の同地裁による判決は、ギャラクシーS3の販売差し止めにもつながりかねないとの懸念を増幅させている。
 同地裁はサムスンのスマートフォン「ギャラクシー・ネクサス」の米国での販売を差し止める決定を下したが、ギャラクシーS3は基本ソフト(OS)にネクサスと同じ「アンドロイド4.0」(通称アイスクリームサンドイッチ)を採用しているからだ。

■アップルの標的はギャラクシーS3

 判決で同地裁は、ネクサスに搭載された「統合検索機能」がアップルの特許を侵害しているとの原告の主張を認めた。
 統合検索機能とは、インターネット上だけでなく、スマートフォン内部に保存された情報も同時に検索し、結果を表示する機能を指す。

 同機能はネクサスだけに採用されているものではなく、OSのアンドロイド4.0に本来搭載されている機能だ。
 ギャラクシーS3もOSにアンドロイド4.0を採用しているため、いつでも同じ理由でアップルが販売差し止め攻勢をかけてくる可能性がある。

 アップルは先月、同地裁でのネクサスをめぐる審理の対象にギャラクシーS3も含めるよう主張した。
 ギャラクシーS3の人気が高まっていることを受け、米国での販売を阻もうとする狙いとみられる。
 しかし、同地裁はギャラクシーS3については別途申し立てをすべきだと判断し、アップルの主張をひとまず退けた。

 サムスン電子は「上訴審でネクサスに特許侵害はないことを十分立証したい」との立場だ。




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