2012年7月1日日曜日

中国:子どもふたりのケンカが数万人規模の暴動へ











ロケットニュース24 2012年6月29日
http://rocketnews24.com/2012/06/29/225680/

【中国】子どもふたりのケンカが数万人規模の衝突に発展!
市民が市政府を包囲する騒ぎに!?

 中国で数万人規模の暴動が発生ッ!
 集まった群集は暴徒と化し、バス停や商店、駐車してあった車などを次々に破壊しているという。 
 一部情報では、暴徒は市政府を取り囲み、現地は一時一触即発の雰囲気に。
 武装警察も出動する事態になった。
 実はその背景には、意外な出来事が関係した。
 それはたったふたりの子どものケンカである。
 いったいどうして、数万人規模に暴動に膨れ上がったのだろうか。
 
 暴動が起きたとされるのは、広東省・中山市の行政区、沙溪鎮(さけいちん)だ。
 現地時間6月25日に地元の小学生と、内陸部出身の出稼ぎ少年のがケンカを始めた。
 どうやら出稼ぎ少年が路上で売っていたマンゴーを、小学生が盗もうとしたらしい。
 すぐに警備員が止めに入ったのだが、出稼ぎ少年はケガをして病院に運ばれたとのこと。

 ここでケンカは終わらなかった。
 翌日、出稼ぎ少年の仲間たちが小学生への報復のために、街に大勢集まってきたのである。
 そして付近の店やなどを破壊し始めたのだ。
 報復はいつしか暴動の様相を呈していき、手のつけられない状況になった。
 実のところ、暴動に関する情報は錯綜しており、一説によると
 「出稼ぎの少年が警備員数人がかりに袋叩きにされて死んだ」
という噂も立っている(真相不明)。
 この噂が労働者たちの怒りに火をつけた。

 労働者たちはさらに集結し、数百人から数万人へと拡大。香港や海外の華僑系メディアでは、
 「出稼ぎ労働者数万人が市政府を取り囲んだ」
という情報や、
 「暴動により100人あまりが負傷、死者も出た」、さらに
 「数百人が逮捕された」
などと報じられている。

 これらの情報に対して、現地公安は報道内容を否定している。
 なお事件では、1人の死者も出ていないと発表した。
 そして、「出稼ぎ少年が殺された」という のは “デマ” であり、これを広めた人物を逮捕。
 「事件は収束した」とアピールしているのだ。
 「現地はすでに秩序を取り戻した」と公表している。

 とにかく温度差のある情報が、各所から広まっているため、実態の把握は容易ではない。
 実際はどうなのだろうか? 
 中国版Twitterの「Weibo」で事件について検索したところ、
 「法律と政策に基づき、検索結果は表示されません」
と表示される。
 また第一報を報じたとされるニュースサイトでも、当該記事にはたどり着けない。
 したがって、ストレートに中国からの情報を得るのは難しく、何が正しくて何が間違っているのかさえもわからない。
 「殺された」とされる少年の安否不明。

 現地公安は火消しにかかったと見てよいだろう。
 中国の内部格差は深刻だ。
 特に貧しい「内陸」と経済発展を遂げた「沿岸部」との間で、激しい確執を生みだしている。
 出稼ぎ労働者への差別も少なからず存在している。
 今回の事件は出稼ぎ労働者たちのうっぷんが、子どものケンカをきっかけに爆発したというのが多くの海外メディアの見方である。

参照元:看中国(中国語)







レコードチャイナ 配信日時:2012年6月29日 14時46分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62508&type=0

 暴動に対し断固とした態度で臨む!当局、違法行為は処罰と発表―広東省中山市

 2012年6月28日、中国・広東省中山市の現地政府は現在同市で起きている暴動について発表した。
 それによると当局は、暴動において公共物の破壊や違法行為をした者は、法に基づき処罰し、市民の安全を守るとした。中国新聞社が伝えた。

 25日、同市沙渓村の13歳の子供と重慶市からやってきた15歳の少年のけんかに、現地の大人3人が加勢。
 これを不服に思った少年と同じ他の地域からやってきた出稼ぎ労働者たちは村役場に集結し抗議を行った。
 抗議の内容は15歳の少年に暴力を加えた村民からの謝罪と逮捕だった。
 当局は26日に暴動は収束したと伝えたが、実際は数万人規模の暴動に拡大し、パトカーや公共物などを破壊する事態に発展。
 この事態に1万人近い武装警察が出動し、双方は数度にわたり衝突し多くの負傷者を出した。

 暴動の拡大について当局からの正式な発表はなかったが、今回当局は、違法な犯罪行為を行う者に対しては、断固とした態度で臨むとの方針を明らかにした。
 また、27日の午後9時30分ごろ(現地時間)から、沙渓村の主要道路の警備が展開され、犯罪行為を防止するため、私服警官を含む警察職員がパトロールを行っていると発表した。

 さらに、当局によると暴動による重傷者や死者はおらず、28日昼ごろには同村周辺は安定していたという。




レコードチャイナ 配信日時:2012年6月28日 15時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62493&type=0

<続報>子供のけんかがきっかけの暴動収まらず、数万人規模に拡大―広東省中山市

 2012年6月27日、中国・広東省中山市沙渓村の小学校付近で子供のけんかに大人が加勢し、暴動へと発展した事態は、収束するどころか中山市内にまで規模が拡大した。 
 米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

 25日に現地の13歳の子供と重慶市からやって来た15歳の少年のけんかが発端。
 この子供のけんかに現地の大人3人が加勢。
 これを不服に思った少年と同じ他の地域からやって来た人たち約300人は25日夜、村役場に集結し抗議を行った。
 抗議の内容は15歳の少年に暴力を加えた村民からの謝罪と逮捕だった。
 抗議にやって来た人たちはレンガや石などさまざまな物を投げ、最終的には武装警察が出動する騒ぎにまで発展した。

 当局は26日に暴動は収束したと伝えたが、実際は拡大していた。
 27日夜には中山市内に、重慶市や同市と隣接する四川省などから出稼ぎに来ている労働者数万人が集まり、パトカーや公共物などを破壊した。
 この事態に1万人近い武装警察が出動し、双方は数度にわたり衝突し多くの負傷者を出した。
 しかし当局からの正式な発表はなく、情報が錯綜(さくそう)し具体的な負傷者数や詳しい事態の状況などは分かっていない。

 また、沙渓村にある学校は27日に休校となっており、主要道路を警察が警備していた。
 さらに、暴動のきっかけとなった沙渓村の「沙渓」というキーワードがネットで検索できなくなる事態まで発生している。



レコードチャイナ 配信日時:2012年6月27日 9時22分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62447&type=0

子供のケンカに大人が加勢、騒動は300人規模の暴動に発展―広東省中山市

 2012年6月25日午後6時ごろ(現地時間=以下同)、中国・広東省中山市の村の小学校付近で13歳の現地の子供と15歳の重慶市からきた少年がケンカを始めた。
 この子供同士のケンカに村民3人が加勢し、15歳の少年の顔にケガをさせ、縛り上げた。

 しかし、騒動を見ていた重慶市などほかの地域からやってきた人たちが、15歳の少年に暴力を加えた3人の村民を捕まえようとしたが、うち2人は逃げ、1人は現場に到着した警察により保護された。

 これを不服に思った少年と同じ他の地域からやってきた人たち約300人は25日の午後10時30ごろ、村役場に集結し、抗議を行った。
 抗議の内容は15歳の少年に暴力を加えた村民の謝罪と残りの2人の逮捕だった。
 抗議にやってきた人たちはレンガや石などさまざまな物を投げ、最終的には武装警察が出動する騒ぎにまで発展した。

 騒ぎは翌26日の午後6時ごろにようやく終息を迎え、当局は騒動の詳しい経緯を調べるとともに一連の対応に最善を尽くすと約束した。
 この一連の騒動で数十人が負傷したが、死者の報告は確認されていない。




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